はじめにこんにちは、サメ猫です(社員証のキーホルダーがサメ猫のため)。普段は勉強会の運営やコンテンツ選定をしています。今回の勉強会では、Salesforceの「Chatterグループ投稿」を取り上げました。 SalesforceのChatterグループを活用することで、チーム内での情報共有をスムーズに行いながら、チーム全体で共通認識を持って業務を進めることが可能になります。本記事を通じて、SalesforceにおけるChatterグループの設定と活用方法について、少しでも理解を深めていただければ幸いです。勉強会の目的Salesforceの「Chatterグループ投稿」に関する基本的な知識を身につけ、更新が滞っているレコードを自動的に検知し、フォローを促すことで、対応漏れを防ぎながら、チーム全体で状況を共有し適切に対応できる状態を実現すること。Chatterグループ投稿の設定と活用本セクションでは、Chatterグループを活用した情報共有について学びます。下記のユースケースを想定しています。・一定期間更新されていない全商談を検知し、チーム全体でフォロー状況を共有したい・個別通知ではなく、チームで可視化したい要件:未完了の商談をチームで適切にフォローすることを想定最終更新日から一定期間経過すると、営業チームに対してフォローを促すChatterグループ投稿が自動作成され、対象の未完了商談に関連付けられた状態で共有される。この仕組みにより、更新が滞っている商談を自動的に検知し、個別対応だけでなくチーム全体でフォロー状況を把握しながら対応を進めることができる。目標:特定条件でChatterグループ投稿を自動作成する以下の条件でChatterグループ投稿を行う。毎日 0:00、最終更新日から3日以上経過している未完了の商談を検知し、対象商談のフィードに営業チーム向けのChatterグループ投稿を自動作成する。投稿内容に該当商談の商談名、取引先、金額、ステージを記載※営業チームを1つのChatterグループとして管理し、未更新の商談を「チーム全体に共有する」運用を前提としています。※特定の商談担当者への個別通知ではなく、チーム全体で状況を把握し、フォローを促すことを目的としています。※商談ごとに通知先を分ける部門単位の運用ではなく、全ての商談を1つのグループに集約して共有する設計となっています。事前準備今回の勉強会では、Trailhead Playgroundを使用しました。ユーザを作成する「標準 Platform ユーザー」プロファイルで複数ユーザを作成します。・佐藤 太郎・鈴木 花子・高橋 一郎手順以下操作はシステム管理者ユーザで実施します。①Chatterグループとして「営業チーム」を作成するChatterグループとは?ユーザーをまとめて管理し、特定のメンバーに対して情報共有を行う仕組みです。Chatterグループを利用することで、個々のユーザーを個別に指定することなく、グループ単位で情報共有を行うことができます。ホーム画面左上のアプリケーションランチャーをクリック後、検索ボックスに「グループ」と入力し、[グループ]を選択します。その後、[新規]をクリックします。今回は「営業チーム」を作成し、保存します。名前:営業チームアクセス種別:公開メンバー:佐藤 太郎、高橋 一郎※「メンバーを管理」画面で該当ユーザを検索し、追加②未完了商談に対するChatterグループ投稿の自動作成フローを作成商談の更新状況を個別に確認してフォローを行う運用では、担当者ごとに対応タイミングにばらつきが出たり、フォロー漏れが発生したりするリスクがあります。そこで本勉強会では、最終更新日から一定期間経過した未完了の商談を自動的に検知し、営業チームへフォローを促すChatterグループ投稿を作成する仕組みとして、スケジュールトリガーフローを作成します。※全商談を対象としたスケジュールトリガーフローのため、商談件数が多い場合は以下の点に注意が必要です。処理対象レコードが多いと、フローの実行時間が長くなる。ガバナ制限(CPU時間・DML件数など)に抵触する可能性がある。同時実行や他処理との競合により、エラーが発生する可能性がある実運用に適用する際は、対象条件を絞る、必要に応じてApexバッチへの移行を検討するなど、データ量を踏まえた設計が重要です。設定から、クイック検索ボックスに「フロー」 と入力し、[フロー]を選択します。その後、[新規フロー]をクリックします。開始日がフロー作成日時当日、かつ開始時刻が0:00で、頻度が毎日のスケジュールトリガーフロー(商談オブジェクト)を設定します。開始条件の要件で「すべての条件に一致(AND)」を選択し、設定します。完了フラグ=FALSEトリガーレコードの最終更新日が3日前であるか判定するための数式を作成します。画面左上の[ツールボックス]をクリック後、[新規リソース]をクリックします。「数式」で、TargetDateを設定します。データ型=日付数式=TODAY() - 3「決定」要素で、最終更新日が3日以上前かを設定します。3日以上前:トリガーOpportunity. 最終更新日≦TargetDateデフォルトの結果(3日以上前でない):上記以外「レコードを取得」要素で、営業チーム取得を設定します。オブジェクト=グループ(CollaborationGroup)名前=営業チームChatterグループ投稿内容に該当商談の商談名、取引先、金額、ステージを記載するための数式を作成します。画面左上の[ツールボックス]をクリック後、[新規リソース]をクリックします。「数式」で、ChatterPostBodyを設定します。データ型=テキスト数式="営業チームの皆さんへ" &BR() &"以下の商談が3日以上更新されていません。" & BR() & BR() &"■ 商談名:" & {!$Record.Name} & BR() &"■ 取引先:" & {!$Record.Account.Name} & BR() &"■ 金額:" & TEXT({!$Record.Amount}) & "円" & BR() &"■ ステージ:" & TEXT({!$Record.StageName}) & BR() & BR() &"早めのフォロー・更新をお願いします!"「レコードを作成」要素で、提案資料ドラフト作成タスク作成を設定します。オブジェクト=フィード項目内容=ChatterPostBody親ID=営業チーム取得 グループ. グループ ID[保存]をクリック後、[有効化]をクリックします。結果商談を作成後、フェーズを「Closed Won」か「Closed Lost」に更新しないまま、最終更新日から3日以上更新しないと、自動で営業チームに対してChatterグループ投稿が作成されます。まとめ今回は「Chatterグループ投稿」をテーマに、商談の更新状況に応じてフォローを促す投稿を自動で行い、チーム全体で状況を共有する仕組みを紹介しました。ぜひ皆さんの業務にも取り入れて、「気づきを自動化し、チームで動ける環境」を作ってみてください!参考リンク・資料Salesforce公式ドキュメントTrailheadモジュールChatter Groups Collaboration TypesFeed Tracking Enable Customize Guide